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2024年03月03日

抵当権と根抵当権について

全部事項証明書(登記簿謄本)に記載されている抵当権と根抵当権とは?抵当権と根抵当権の違いとは?売却する前の確認事項です!
 
 
始めに、不動産を売却する際、重要なのは抵当権と根抵当権についての理解です。これらは不動産に関わる法的な概念であり、売主・買主双方にとって大切なポイントです。本記事では、「抵当権」と「根抵当権」に焦点を当て、それらの違いや確認ポイントについて詳しく解説します。
 

 
1. 抵当権とは?
抵当権は、不動産を担保に金銭を借りる際に設定される権利です。具体的には、借り手が借金を返済できない場合、貸し手がその不動産を差し押さえて債務を回収できる権利です。全部事項証明書には、この抵当権の詳細が記載されています。不動産を売却する際には、この情報を確認することが不可欠です。
 
2. 根抵当権とは?
根抵当権は、事前に決めた一定の限度額の範囲で債権を担保する抵当権の一種です。抵当権は借入のたびに設定が必要ですが、根抵当権は一度設定すれば、限度額の範囲内で何度でも借入できます。根抵当権で借入を行うには、担保と極度額の設定が必要です。
このように何度も借入ができることから、企業などが事情資金等の融資を受ける際に使われることが多いので一般消費者はあまり馴染みがないかもしれません。抵当権と同様に、売却前に確認するべき重要な事項です。

3. 抵当権、根抵当権のメリット、デメリットとは?
3.1 抵当権のメリット
・債務者が不動産を有効活用(住みながら返済)できる。
・抵当権は債権を完済すれば抹消できますので、完済後に新たに融資先を追加できる。

3.2 抵当権デメリット
・いつでも所有権を失う可能性がある。ローン返済が滞ってしまえば競売にかけられ債権の回収に充てられてしまう。
・その都度、抹消や設定にかかる手続きが必要な為、時間とコストがかかる。
 
3.3 根抵当権のメリット
・極度額の範囲内であれば借入を繰り返せる。
・登記費用、手間を節約できる。
・さまざまな融資形態に対応できる。
 
3.4 根抵当権デメリット
・融資先を自由に変更できない。
・返済が完済済でも抹消されないので不動産の売却時に抹消登記が必要。

4. まとめ
不動産を売却する前に、全部事項証明書に記載されている抵当権と根抵当権を確認することは重要です。
根抵当権が設定されている不動産は、債権者である銀行の合意(承諾)がなければ、不動産を売却できません。注意が必要です!
抵当権の残債がある場合は、売却金額で残債務が返済できそうか確認が必要です。査定の段階で残債務が返済できそうか確認することも大切になります。
不動産を売却する際には、どのような権利がついているか、抵当権の抹消ができるかなど事前に確認する事があります。信頼できる不動産会社に依頼することで安心した取引ができます。


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